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卵管は卵巣と子宮をつなぐ通り道です。卵巣から排卵した卵子を、卵管の先にある卵管采でつかまえ、子宮側に送りだし、一方では子宮から来た精子を卵巣の方に送り出す役目を担っています。卵管の中で出会った精子と卵子が受精する場でも有り、受精した卵子が発育する場所でもあります。妊娠が成立するには無くてはならない器官です。もし卵管が詰まっていたら精子と卵子は一生出会えないのです。女性不妊の原因の30~40%は卵管通過障害が原因と考えられています。
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解説:さわだウィメンズクリニック 院長 澤田富夫 先生
卵管采(卵管の腹腔側の先端)側で閉塞している場合は、日帰りのFTではなく、腹腔鏡下でのFTの適用となります。また、事前検査などでこの治療を受けられないと判断される場合もあります。
監修:IVF大阪クリニック 院長 福田愛作 先生
不妊症の初期スクリーニング検査はたくさんありますが、FT治療が適しているかどうかを決めるために必用な検査は「卵管通過性検査」です。子宮の入口(子宮口)から色々な物質を注入し、その注入した物質が子宮から卵管を通ってお腹の中(腹腔内)へと拡がる様子を確認することで、卵管の通り具合(卵管通過性)を評価するもので、不妊症の初期スクリーニング検査においては、女性側の検査としてなるべく早い段階で行うべき重要な検査に分類されます。
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解説:志馬クリニック四条烏丸 理事長 志馬裕明 先生
日帰りのFTは、通常は静脈麻酔で行いますが、施設によっては局所麻酔で行うこともあります。腹腔鏡下でのFTは全身麻酔となります。
監修:IVF大阪クリニック 院長 福田愛作 先生
卵子と精子が出会う場所である卵管。そこに詰まっている、もしくは狭くなっている箇所がある場合、FTは大変有用な治療法になります。ただし、狭いところを拡げるには、当然痛みが伴います。ではその痛みはいったいどのような痛みなのか。その痛みを少しでも和らげるために、どのような方法があるのか。分かりやすく解説致します。
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解説:園田桃代ARTクリニック 院長 園田桃代 先生
卵管の開通率は90%以上*で、妊娠率は30~35%*といわれています。
*出展:「わが国における生殖補助医療の実態とその在り方に関する研究(1999年)」「産科と婦人科vol.63 No.1(1996年)」
監修:IVF大阪クリニック 院長 福田愛作 先生
不妊治療における腹腔鏡検査とは、へその下を少し切って、そこから腹腔鏡を入れて腹腔内を観察する検査方法です。腹腔鏡は直径3mm程の細い望遠鏡のような医療機器です。腹腔内、骨盤内の妊娠にかかわる卵巣、卵管、子宮などを直接観察できるため、X線を使った子宮卵管造影(HSG)で分かりづらかった病変を発見することもできます。
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解説:セント・ルカ産婦人科 院長 宇都宮隆史 先生
健康保険適用手術です。一部を除いて高額療養費制度の適用となります。
監修:IVF大阪クリニック 院長 福田愛作 先生